2022年10月28日
めでたく今日は誕生日である。
3年連続誕生日を西表の山中で迎えることができて、しかも毎年遠征最大個体を採れている僕は幸せ者である。
皆ノンストップでここまで走り抜け、成果もあがってきたというところで由布島に行くことになった。
由布島とは西表島の真横にある小さな島で、水牛車に乗って渡ることができることで有名である。しかしデカいヤエマルを採っていない者は切符を買えないシステムになっており、不正に島に侵入したことがバレた場合、水牛の糞と共に堆肥にされて植物園に撒かれるという
まぁどちらにせよ、優勝したものしか(メンタル的に)入れない特別な島なのだ。
幸いなことに僕らは成果は上げてきているので安心して入ることができる。はずである。
渡島する前に新八食堂で腹ごしらえをした。
無性に野菜を食べたくなったので
野菜ソーキを注文。
腹も満たされたところで由布島に渡る。
由布島ではチョウ園をみたり、砂浜に行ったりジェラートを食べたりした。
しかし結局みんなで地面に這いつくばってハンミョウを取ることとなり、虫屋だった。
無事脱島
さて、バカンスを楽しんだところで夜の部について考えた。
成果は一定ラインを超えた。
ポイントも流石に今日は居ないだろう。
新規開拓するほど体力も残っていない。
これらを踏まえて、思い切って今日は山に入らないことに決めた。
MPさん夕陽でも見てツダナナフシを取ろう。
MPさんと合流し、上原方面へと向かう。
途中やまねこ橋のとこであまりに夕日が綺麗だったので車から降りて夕陽を眺めた。
夕陽
感動した。
人生で1番綺麗な景色だったかもしれない。
時を忘れてずっと見ていた。
オレンジ色から薄紫の空には細く儚げで螺鈿のように美しい三日月が浮かんでいた。
そして背景の山腹からは
ヘッドライトの明かりが幾つも見えた…
あまりに綺麗だったのでMPさんとお互いに記念写真を取った。
正直山に入っておいた方が良かったんじゃないかとも思ってもいたのだが、この景色を見ただけで今日の選択が間違っていなかったことを確信した。
こんな夕陽も見ずに地面と木肌ばっか見て歩いている虫屋…とMPさんは呟いた。王者の一言である。
その後はスーパー川満でMPさんはサーターアンダギーを僕はグミを買ってツダナナフシを採りにいった。
しかしこれが難航した。
情報がないのでマップを見て良さげな浜を見て回る。
最初は有名な綺麗な浜。
しかし
全然いない
食痕はあるが
本当にいない
しょうがないので
別の浜に転戦した。
リゾートの近くで食痕はこっちの方が多かったけれど全然いなかった。
海岸林も見ているとまさかの金ハブがいた。
だいぶ探したので疲れてきた。
空を見上げると満天の星空が。
あんまり虫採りばっかしててもなと思い
浜辺に仰向けになった。
星が落ちてきそうだった夜空だった。
波の音もすぐそばに聞こえ、
海風が頬を撫でた。
幸せだとおもった。
ヤシガニ
デカイの含めいっぱい居た
引くに引けなくなり
白浜まで行った
途中マップでまるまぽんさん岩という奇妙な名前の岩を見つけた。
まるまぽんさん節というのもあるらしい。
(MPさんじゃん)
とても疲れた。
最後仮眠とってなんとか寝ないようにして帰宅した。
これで採集難易度はツダナナフシ>>>ヤエマル68.7ということになった。